十人十色の考え方
F i.n.t & an another angelus ES担当
お仕事内容を教えてください。
私が担当しているESという仕事はEmployee Satisfaction(エンプロイー・サティスファクション)の略で、お客様の満足度だけでなく従業員の満足度向上も目指し一緒に働くスタッフの悩みや不安を解消しようとするポジションです。仕事をしている中で、悩みや不安を抱えるスタッフは少なくありません。接客の仕方やスタッフ同士の人間関係、自分のこれからのキャリア、仕事と育児との両立など、抱える不安も本当に人それぞれです。そうした悩みを普段一緒に働いているスタッフと気軽に話し合えるのが理想ですが、職場の空気を考えたりするとなかなか難しいのが現実です。そうした、ちょっと話しにくい困り事も安心して相談できる場所を提供するのが、私が担当しているESという仕事です。
働く上で意識していることはありますか?
ESとして働く上で常に意識しているのは、できるだけ中立の立場で話を聞く事です。ESのミーティングではスタッフがその時その時で感じた自分の不安や悩みを打ち明けてくれます。それに対して「会社の規則・やり方に合っている、合っていない」というような会社目線だけの応答では、せっかく相談してくれたスタッフも「自分の悩みや不安を心からは共感してもらえない」などと感じてしまいます。そうならないように私は、ES(会社側の人間)としての考えや意見は持ちつつも、より中立的な立場で一人の人間として話に耳を傾けようと意識しています。そうすることで、スタッフ一人一人の状況や気持ちを汲み取りながら、その上で会社の考え方ややり方も受け容れてもらおうとしています。そしてESの時間を通して、自分自身の悩みや問題と会社の考えや規則、その両方の視点を持ってもらえるようになれたらと思っています。
フリーインターナショナルの社員の特徴について
ESという仕事柄、いろいろな店舗のスタッフにお会いするのですが、どこの店舗に行ってもみんな人と人とのつながりをとても大切にしていると感じます。お客様に対して喜んでもらいたいという気持ちを持っているのはもちろん、店舗で一緒に働くスタッフたちにもその気持ちをもっているのだな、と感じることがよくあります。スタッフ同士での不満が出ることだってもちろんありますが、それもよくよく話を聞いてみると、お互いのことをもっとよく理解しようという気持ちから出ていることがほとんど。表面的な関係で誤魔化すのではなく、一緒に働いている仲間をちゃんと理解できていないことに不安を感じてしまうのです。お客様に対しても一緒に働いているスタッフに対しても、自分が関わる人の理解者になろうとしている、そんな人たちが自然と集まっているように思います。
どういう学生に入社してほしいですか?
自分の意見や個性を大切にしながらも、周りの意見にも素直に耳を傾けて、それを取り入れられるような方だととても素敵だと思います。接客やESで多くの人と関わっていく中で実感するのは、十人十色。本当に人の数だけ考え方や物の見方があるということです。職業柄、入社するとお客様やスタッフなど多くの人に接する機会があると思います。そうした時に、自分の考えや好みと違うからといってそこですぐに線を引いてしまうのではなく、「こういう考え方・やり方もあるんだ、私もやってみよう」という気持ちを持てると、仕事の上ではもちろん、人間としての成長にもつながることが多いと感じています。